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単純ヘルペスと帯状疱疹の違いやそれぞれの特徴

2020年01月16日
病原体

ヘルペスという言葉を聞いたことがある人、実際に感染してしまったことがあるという人は非常に多いと言えますが、この病気はヘルペスウイルスに感染することによって起こる物であり、そのウイルスの種類によっては異なる症状を引き起こします。そもそもヘルペスウイルスは160種類ほど存在しているのですが、人間に感染するのは160種類中8種類だと言われていて、単純ヘルペスウイルスに感染すると単純疱疹を引き起こし、1型に感染すると口唇、2型に感染すると性器に症状があらわれるという違いがあるのです。水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した場合は、帯状疱疹となります。それぞれ、感染したウイルスによって異なる部位に症状があらわれたり、症状の内容が違っていたりするという特徴があるのです。

単純疱疹の場合で口唇に感染したときは、のどの強い痛みや高熱、首のリンパ節や扁桃腺の腫れ、口腔内の白い膿や摂食障害を引き起こします。性器に感染したときは患部表面にヒリつきやむずがゆさを覚えるようになり、それらが水ぶくれや赤いブツブツに変化し、水ぶくれが破れると潰瘍ができてしまい、強い痛みなどを感じることもあるのです。これらは初感染時に症状があらわれないこともあって、再発時に初めて痛みや水ぶくれなどが生じることもあります。初感染時よりも再発したときのほうが比較的症状が軽く、治りやすいという特徴がありますが、非常に再発しやすい病気のひとつなので、簡単に再発してしまう可能性があるということを知っておきましょう。

帯状疱疹の場合は、水痘・帯状疱疹ウイルスに感染することによって発症しますが、初感染のときは水疱瘡として発症します。水疱瘡が治ったとしても、水痘・帯状疱疹ウイルスは神経節内に潜伏するため、将来的にウイルスが再活性化してしまうと帯状疱疹を発症してしまうというわけです。帯状疱疹を発症すると、身体中に大きさの異なる発疹が帯状にできるという特徴があります。症状の出方は単純疱疹とほぼ同じだということができるでしょう。

単純疱疹と帯状疱疹は似ていると言われており、どちらも感染経路は同じです。症状が出ている部分にウイルスが存在するため、接触感染することによってうつります。つまり、性行為をしない人や、性行為未経験の子供であっても感染する恐れのある病気だと言えるのです。治療法も同じであり、どちらも抗ウイルス薬を利用することによって症状を改善していくという特徴を持っています。

もちろん単純疱疹と、帯状疱疹は似ている部分だけではなく、大きく異なる部分もあり、そのひとつは痛みの強さを挙げることができます。単純ヘルペスウイルスに感染した場合はそれほど痛みが強くない場合もありますが、水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したときは強い痛みを感じることが多く、服を擦れただけでも痛いということが少なくありません。さらに、治療中に服用する薬の量がまったく違っており、帯状疱疹の場合は単純疱疹に感染した場合よりも4.2倍ほど多くの薬を服用しなければならないという違いがあるのです。

ヘルペスという言葉は良く使用されていますが、単純にひとつの症状ではないと言えます。感染したヘルペスウイルスの種類によっては、発症する部位やその内容が異なっているということを知っておかなければならないでしょう。いずれのヘルペスであるとしても、感染した疑いがある場合は、一刻も早く医療機関を受診することが大切だと言えます。発見が遅れてしまい、早期治療を行うことができなければ、すぐに治すことができなくなる可能性もあるので、なるべく早く治療が開始できるようにすると良いでしょう。ヘルペスごとの特徴を知り、いざというときに備えておくと良いです。