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性病を放置してはいけない理由とは?

2020年04月12日

性感染症になってしまった可能性がある場合は、すぐに検査を行ったり医療機関を受診したりするべきだと言えますが、病気の種類によっては無症状のようなものもあるので、わざわざ治療する必要があるのかと思ってしまう人もいるかもしれません。確かに性病のなかには直ちに目に見えるような症状が起こらないようなものも多数存在するのですが、放置してしまうことは非常に危険です。それまでは症状があらわれていなかったとしても、治療せずに放っておくことで急に強い痛みなどを感じるようになる場合もありますし、悪化してしまうと早期治療すればすぐに治ったものでも、治療に時間がかかってしまう可能性もあるのです。場合によっては非常に重い症状の病気を引き起こしたり、病気を完治することができなくなったりすることもあるので注意してください。

たとえばHPVと呼ばれるヒトパピローマウイルスに感染すると、HPVの種類によってはガンのリスクを高める可能性があります。HPVには尖圭コンジローマの原因となるような低リスク型のものと、子宮頸ガンの原因となるような高リスク型のものがあります。尖圭コンジローマの原因を放置しておいた場合は、母子感染や病気の再発の可能性が高まりますが、それが原因でガンになるという報告はされていません。一方で高リスク型の場合は早く治療しなければ子宮頸ガンになってしまうでしょう。どちらも早期治療するべきですが、特に高リスク型は危険性が高いので注意しなければなりません。

昔は不治の病として恐れられていた梅毒は、現在では完治することができる病気ですが、放置しておくことで梅毒性肝炎を引き起こすこともあります。梅毒性肝炎もそうですが、性行為が原因で肝炎に感染した場合も、肝炎を放置しておいたことが原因で肝臓ガンになる可能性があるのです。このように、すぐに死に至ることがなくても、完治が難しいような病気を引き起こす可能性は大いにあると言えます。

HIVウイルスに感染したときも、そのままにしておくとエイズまで症状が進行してしまい、大変な思いをすることになるでしょう。医療技術の発達により、エイズになっても必ず死んでしまうというようなことはなく、寧ろ早期発見から継続して治療を行うことで症状を抑えることができます。そのため、HIVウイルスに感染してしまった可能性があるときも、どうせ完治しないなどとは思わずに、早く治療を進めることが大切だと言えるのです。

性病は妊娠とも密接に関わりがあると言うことができ、クラミジアを始めとする性感染症を放置しておくことで男性は無精子症になったり、女性も卵管が癒着して不妊症になったりすることがあります。たとえ妊娠時には性感染症に感染していない、感染していたけど妊娠できたという場合でも、出産時に感染したままだと赤ちゃんに母子感染してしまう可能性があり、非常に危険です。母体が性病にかかっていると、赤ちゃんが産道を通るときに中耳炎になったり結膜炎になったりする可能性があるので、出産までに完治させたり治らないのであれば帝王切開を行ったりする必要があります。

性病に感染したまま放置しておくことは、症状を悪化させたり治療を長引かせてしまったりするだけでなく、ガンや不妊症といった重い症状を引き起こすこともあるので危険です。もしも性病になってしまったかもしれないという自覚があるのであれば、すぐに検査を行ったり医療機関で診察してもらったりしてください。早く発見して治療を行うことができれば、症状を悪化させることもなく素早く完治させることができる場合もあります。ひどい症状が出ていないとしても、早く対処するようにしましょう。